LINE広告クリエイティブ|最初に準備すべきサイズと制作ポイントを解説|広告運用の事例付き

LINE広告

この記事ではLINE広告を初めて導入する際、「どのサイズが必須?」「動画?静止画??」「スマホではどんなふうに配置される?」「インプレッションが出やすいのはどの面?」など、成果を出すために運用者が知りたいポイントと、デザイナーへ発注する際の注意事項について、運用歴15年のマーケッターとデザイナーが徹底解説します!

管理人デジマ

僕自身が実際にLINEヤフー社の担当の方に質問をして得た情報なので、ぜひ参考にしてください!

管理人サトミ

デザイナー視点でLINEヤフー社の方に聞いた情報も掲載しているので、クリエイティブ制作にお役立てください!

目次

まずは「静止画の横長サイズ・スクエアサイズ」の2パターンを用意しよう!

初めての媒体で広告を準備する際、すべてのサイズを網羅できれば一番ですが、そこまでリソースが割けない企業・事業主さんもたくさんいらっしゃいます。

そこで、「LINE広告ではこのクリエイティブをご用意ください!or ご用意します!」と言えると、イケてる広告運用者となります。

まず準備した方が良いフォーマット2種を下表にまとめたので、ご参照ください。

①静止画:横長サイズ

掲載イメージ

横長サイズの掲載イメージ

LINEヤフー社サイトの公式資料より

LINE公式の広告ガイドでは「Card(静止画)」という名称で呼ばれています。W1200px × H628pxのフォーマットで、すべての配信面に対応。

フォーマット静止画
サイズW 1200px × H 628px
ファイル形式PNG または JPEG
ファイル容量10MB以下

補足:タイトルは20文字以内(半角全角問わず)、ディスクリプションは75文字以内(半角全角問わず)

②静止画:スクエアサイズ

掲載イメージ

スクエサイズの掲載イメージ

LINEヤフー社サイトの公式資料より抜粋してウェブワークガイドで加工

LINE公式の広告ガイドでは「Square(静止画)」という名称で呼ばれています。W 1080px × H 1080pxのフォーマットで、LINEマイカード以外の配信面に対応。(マイカード知らなくて調べちゃいました コチラ

フォーマット静止画
サイズW 1080px × H 1080px
ファイル形式PNG または JPEG
ファイル容量10MB以下

補足:タイトルは20文字以内(半角全角問わず)、ディスクリプションは75文字以内(半角全角問わず)

管理人デジマ

まずは上記2パターンを用意しましょう。配置面をすべて網羅できます!
また、このページのURLをひょいっとクライアントやデザイナーに共有すると制作依頼がスムーズになりますよ!

インプレッション(表示回数)が一番多い面は?

管理人のデジマが運用している広告の場合

配置面全体のインプレッション数(表示回数)の3分の2以上がトークリストでのインプレッションでした。(トークリストの配置面は下記画像)

トークリストの配置面

制作時に注意すること

トークリスト配置面は上部に小さく表示されます。そのため、クリエイティブは何の画像か一目でわかるような視認性の高い画像にすることが重要です。

OK例

OK例のクリエイティブ
  • モデルは1名、顔のアップ
  • テキストや画像はできる限り絞って使用する

NG例

NG例のクリエイティブ
  • モデルを複数使用、
  • テキストや画像を多用する

※必ずしも成果が出ないということではないので、あくまで一例として参考にしてください。

動画の制作はいつのタイミング?

現在のLINE広告は、静止画の方が成果がでやすい傾向にあるようです。それは、トークリストの表示が4割近いこと、また動画は主にLINEVOOMに表示されることが多く表示される割合が少ないなどの影響があると考えられます。

特別な理由がなければ、静止画の検証を一通り行った後に、動画は目的に合わせて制作・検証していく流れでよいのではないでしょうか。

動画を用意するならどのサイズ?

横型、スクエア、縦長サイズが入稿できるが、出稿量が多いサイズがスクエアとのことでした。ですので、まずはスクエアから制作・検証をしてみてはいかがでしょうか?ちなみに縦型はLINEVOOMへ主に配信されるそうです。

①動画:スクエアサイズ

掲載イメージ

動画スクエアサイズの掲載イメージ

LINEヤフー社サイトの公式資料より

LINE公式の広告ガイドでは「Square(動画)」という名称で呼ばれています。画面比率1:1の動画フォーマットです。トークリスト、LINEマイカード、LINEオープンチャット以外の配信面に対応しています。

アスペクト比1:1
width600px 以上、1280px 以下
height600px 以上、1280px 以下
ファイル形式mp4、MOV
音声AAC、128kbps以上を推奨、モノラルまたはステレオ
フレームレート最大30fps
解像度最大1080p(広告配信時は最大720p)
ビットレート最大8Mbps
時間最大600秒(最低5秒以上)
ファイルサイズ最大1GB以内

②動画:縦長サイズ

掲載イメージ

動画縦長サイズの掲載イメージ

LINEヤフー社サイトの公式資料より

LINE公式の広告ガイドでは「Vertical(動画)」という名称で呼ばれています。画面比率9:16の動画フォーマットです。LINE VOOM、LINE NEWS、LINEファミリーアプリ、LINE広告ネットワークに対応しています。

アスペクト比9:16
width135px 以上、1080px 以下
height240px 以上、1920px 以下
ファイル形式mp4、MOV
音声AAC、128kbps以上を推奨、モノラルまたはステレオ
フレームレート最大30fps
解像度最大1080p(広告配信時は最大720p)
ビットレート最大8Mbps
時間最大600秒(最低5秒以上)
ファイルサイズ最大1GB以内

参考:その他のサイズ

他のサイズとフォーマットはこちらです。
出典:LINE広告のクリエイティブサイズと入稿規程 制作のコツも解説

静止画:カルーセル

Carousel(静止画)は、W1080px × H1080pxのフォーマットです。1つの広告枠にスライド式で画像を最大10点掲載することができます。ホーム、LINE VOOM、LINE NEWSの一部、LINEポイントクラブに対応しています。

1,2枚目が最も重要で、クリエイティブを制作する際は続きが見たくなる工夫をしましょう。商品やサービスをバリエーションで紹介したり、漫画のシーンを分割して配置するなど、活用パターンが多いフォーマットです。

静止画:画像(小)

画像(小)は、W600px × H400pxのフォーマットです。ディスクリプションは表示されません。トークリスト、LINE NEWS、ホーム、LINEファミリーアプリに対応しています。サイズが小さい画像(小)は、視認性が確保されたビジュアルを意識することが重要です。

画像(アニメーション)

画像(アニメーション)は、W600px × H400pxで、動きを表現できるフォーマットです。トークリストに対応しています。LINEアプリ内で最もユーザーが多いトークリストで唯一動きが出せるフォーマットで、画像(小)をすでに配信している場合、一部を動かすなどの工夫で低コストに制作することも可能です。

ファイル形式が「PNG (APNG)」と特徴的ですが、LINE Creative Lab(LINEが提供するクリエイティブ制作ツール)で簡単に制作することができます。

動画:横型

Card(動画)は、画面比率16:9の動画フォーマットです。トークリスト、LINEオープンチャット以外の配信面に対応しています。

配信面の一覧

公式資料から引用させていただきました(2024年5月時点)。
>>LINE広告のクリエイティブサイズと入稿規程 制作のコツも解説

静止画フォーマットの配信面一覧

2024年5月時点の静止画フォーマットの対応配信面は下記のとおりです。

動画フォーマットの配信面一覧

2024年5月時点の動画フォーマットの対応配信面は下記のとおりです。

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